支援活動の方向性

東京在住の有志と、宮城の若手生産者さんと共に、

塩釜ボランティアセンターへの作業手伝いと、

石巻ボランティアセンターへ現場の状況を聞きに行ってきました。

 

 

的確な支援は、現地に行き、生の声や空気感を知ることが一番の早道だということを痛感しました。そこで今サポートの手が必要と感じたことをお話しします。

 

早急にやるべきこと

・瓦礫の撤去、沿岸部泥だし作業、ヘドロの始末 ・浸水した個人宅の掃除、片づけ、泥だし

必要な支援:

重機、操作ができる資格のある方、瓦礫撤去、泥だし(男性メイン)

(ヘドロ周辺はにおいがひどく、近隣に住んでいる方の健康被害も懸念され、火がつけば燃える可能性も。衛生面でも普通の生活を取り戻すためにも夏になる前に、早急な対応が必要とされます。)

       

       

個人宅の片づけ、掃除(女性メイン)

(津波により浸水したお宅は洗面台の中やお風呂、台所、床下、通常ありえない所に泥や枯葉、ごみが入り込み、お年寄りや小さなお子さんのいらっしゃる家庭はとくに、家族だけで作業をしていてはいつまでたっても終わりません。

一階の床を外して乾かし、2階で生活しているお宅が多いです。

 

対策:

・作業に行ける方は行く(各々震災保険に入ってください!)

お昼、作業着、レインコート、マスク、手袋、ゴム手袋、着替え、ごみ袋など持参。長くつ。(マスクは粉塵対策されたしっかりしたものがおすすめ。におい、中皮腫、肺炎対策 )

・ボランティアセンターへ、作業用品、ボランティアの方への差し入れ品を送る。

コーヒー、ティーパック、お菓子など

・掃除用品 送る。 金たわし。ステンレスたわし、合成洗剤×廃油や米ぬか石けんなど河川、海を汚さない石けん(あいコープ、さいかち)スリッパ、ごみ袋、雑巾、タオル、スポンジ

 

被災地では、下水処理場がやられているので、生活排水を処理できないままやむを得ず海に流しています。掃除の際は、水を大量に使わず雑巾での拭きとり掃除、こびりついた泥には洗剤のいらないステンレスのたわしやハブラシが大変便利でした。

 

被害の大きなところでは瓦礫撤去作業がメインで、掃除片づけは1800件も依頼がきていますが、一つもこなせていない状況なので、掃除作業はこれからのところが多いです。

 

ひとまず私ができることとして、掃除に必要なものをそろえて塩釜に送りたいと思っています。塩釜のセンターから各ボランティアセンターに順次振り分けてもらうよう手配しています。

 

 

用品や必要なものを買う資金集め

各支援地域で、チャリティーバザーやライブ、イベントなどができないか。

衣類などの物資は、発送するより支援者の周囲でバザーなどをし、お金に換えて必要なものを購入するのが一番望ましいことが今回の視察でわかりました。

被災地へと集まっている物資のバザーができないか。

 

福島の情報

「あいコープふくしま」佐藤理事長から福島の状況を聞きました。

福島で、今一番必要なもの。

・測定器(サーベイメータ)

・風評被害 誤解を全国に発信し、理解してもらうこと。

・避難している家族、子供のサポート

福島を通って運ばれた食材を買わない。福島から転校してきた子供を差別する

福島ナンバーの車を避ける 「風評加害」者にならないで

 

放射能汚染と向き合って生活する。本当に危なければ市場に出ません。東北の食材は買いたたかれていますが、むしろ通常の倍の値段ででも買ってほしい。汚染は、「なかったこと」にできません。日本は原発汚染の中で生活していかなければなりません。

誤解をなくして東北の食材を購入すること、理解すること→支援になります。

発ガン率は、たばこのほうがはるかに上です。100ミリシーベルトの汚染に値します。

 

 

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